冷凍配送の法人向け完全ガイド|配送業者の選び方とコスト削減・鮮度を守る梱包のコツを解説 2026.10.14

法人が冷凍配送を利用する際、「安い業者を選べば大丈夫」と考えていないでしょうか。しかし、食品メーカーや医療機関、飲食店などの法人向け冷凍配送は、単に荷物を冷やして運ぶだけでは済みません。指定された温度帯を集荷から納品まで安定して維持し、商品の品質と安全性を守ることが、成功の鍵となります。
実は、配送業者と荷主の両者が同じ意識を持ち、配送前の予冷、適切な梱包、正確な情報共有、そして納品後の受け入れ体制まで、一つの工程として管理することで、初めて輸送品質が確保されるのです。本記事では、法人向け冷凍配送の完全ガイドとして、配送業者の選び方、コスト削減の3つの戦略、輸送品質を落とさない梱包と発送手順、トラブル対策、そしてビジネス成長を加速させるソリューションまで、実践的な知識をすべてお伝えします。
大手宅配便と専用配送の違い、温度管理の落とし穴、予冷がなぜ重要なのか、そして緊急時の対応力まで、経営層から物流担当者まで知っておくべき内容を網羅しています。冷凍物流の課題を抱えている、あるいは配送コストを削減したいとお考えでしたら、この記事が貴社の意思決定をサポートする指針となるでしょう。
冷凍配送の基礎知識と法人に求められる厳格な品質管理

冷凍配送は、単に「冷えた状態で荷物を運ぶ」というシンプルな作業ではありません。法人が食品メーカーや医療関連の検体を扱う際、冷凍配送は商品の品質と安全性を守る工程そのものなのです。
冷凍配送における個人と法人の基準の違い
一般的な個人向けの冷凍配送と法人向けの冷凍配送には、大きな違いがあります。個人がお取り寄せで利用する場合、配送業者の保冷機能に任せることがほとんどです。一方、法人の場合は「指定された温度帯を、集荷から納品まで可能な限り安定して維持する」という、より厳格な基準が求められます。
特に食品メーカーでは、温度変化による品質劣化や、解凍と再冷凍の繰り返しを防ぐことが不可欠です。また、医療関連の検体や試薬、化学薬品の配送では、食品以上に厳密な温度条件を指定されることも珍しくありません。こうした高度な要求に応えるためには、配送業者と荷主側の両者が、温度管理に対して同じ意識を持つことが重要なのです。
冷凍配送における予冷の重要性
冷凍配送における最大の誤解の一つが、「配送車は荷物を冷やすための装置である」という認識です。一般に冷凍車は急速凍結設備ではなく、適温まで予冷・予凍された荷物の温度維持を前提とします。そのため、荷物の種類や指定温度に応じて、事前に適切な温度まで冷却しておくことが絶対条件となります。これを「予冷」と呼びますが、この工程が不十分であると、配送中に指定温度まで下がらず、商品の品質低下につながるリスクが高まります。
共立トランスポートの冷凍配送対応
共立トランスポートでは、この温度管理の重要性を理解し、冷凍配送に求められる厳格な基準に対応するため、冷凍・冷蔵配送車両をご用意しています。冷凍車は-20℃まで、チルド車は±5℃に対応しており、軽貨物から2t・3t車まで、荷物量や配送条件に合わせた車両選定が可能です。
法人向け冷凍配送で重視すべきポイント
法人向け冷凍配送で特に重視すべきポイントは、以下の通りです。
まず、「専用配送」の活用です。専用車両を利用すれば、他の荷物の積み替えや余計な停車を減らせるため、より安定した温度管理が実現できます。
次に、「集荷前の予冷」です。配送会社が集荷に向かう前に、車両のコンテナ内を指定温度まで十分に下げておく必要があります。特に外気温の高い夏場などは、集荷の1時間ほど前からエンジンをかけ、冷却を開始することもあります。同時に、荷物そのものも出荷前に適切な温度まで冷却されていることが重要です。荷台がいくら冷えていても、荷物の温度が高ければ、庫内温度や商品の品質に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
さらに、「積み降ろし時の時間短縮」も重要な要素です。扉を開放する時間をできるだけ短くし、外気の流入を最小限に抑えることで、温度変化を防ぐことができます。
温度管理は配送全工程での品質確保
冷凍配送では、走行中だけでなく、「積み込む前から納品するまで、温度変化をできるだけ発生させない」ことが、品質維持の基本原則です。これは、配送業者の責任だけではなく、荷主側の意識と準備にも大きく依存しているのです。
法人が冷凍配送を利用する際は、単に「安い配送会社を探す」のではなく、自社の商品に求められる温度管理基準を明確に把握し、それに対応できる業者を選定することが不可欠です。そして、配送前の予冷や梱包、納品先との連携まで含めた、一連の工程を総合的に管理することで、初めて配送品質の確保が実現できるのです。
法人向け冷凍配送サービスの選び方|3つの配送形態とメリット・デメリット

冷凍配送を検討する法人にとって、「どの配送方法を選ぶか」という判断は、単なる運賃比較では済みません。自社の商品特性、配送量、納品スケジュール、温度管理の厳格さなど、複数の要件を総合的に勘案し、最適なサービスを選定する必要があります。
大手宅配便は確かに便利です。ヤマト運輸のクール宅急便や佐川急便の飛脚クール便は、小口の荷物を全国へ効率よく送るには非常に優れたサービスです。しかし、法人のお客様から専用便やチャーター便の相談をお受けするのは、「通常の宅配便の規格やスケジュールでは対応しにくい条件がある」というケースがほとんどです。
具体的には、指定した温度をできるだけ安定して維持したい、納品時間を厳守したい、当日中など急ぎで届けたい、大量・大型の荷物をまとめて運びたいといったご相談が中心になります。こうしたニーズに応えるために、法人向け冷凍配送には主に3つの配送形態があります。
大手宅配便ネットワーク(小口・多頻度向け)
クール宅急便やクール飛脚便などの宅配便は、全国規模のネットワークと高い定時性が特徴です。小口の冷凍食品やアイスクリーム、お取り寄せ商品など、少量多頻度の配送には最適なサービスといえます。
メリットは、何といってもアクセスの良さです。営業所やコンビニから発送でき、手続きがシンプルで、料金体系も公開されています。また、追跡機能が充実しており、納品先での受け取り状況も確認しやすくなっています。
一方、デメリットとして、サイズや重量に制限があることが挙げられます。ヤマト運輸のクール宅急便は120サイズ・15kg以内、佐川急便は140サイズ・30kg以内という上限があります。この範囲を超える荷物は利用できません。また、複数の荷物を送る場合、1個口ごとに運賃が発生するため、個数が多いと総額が高くなることもあります。さらに、他のお客様の荷物と混載されるため、積み替え時に扉が開閉されます。この点専用便は、混載型サービスと比較して積み替えや扉開閉の機会を減らしやすいのです。
チャーター便(大口・定期ルート向け)
専用車両を貸し切り、集荷先から納品先まで直接配送するチャーター便は、温度・時間・荷扱いを個別条件に合わせやすい配送方法です。
大きなメリットは、他のお客様の荷物が積まれないため、余計な積み替えや停車を減らせることです。これにより、温度変化を最小限に抑えられ、品質管理の要求が厳しい冷凍食品やアイスクリーム、医療検体など、幅広い品目に対応できます。また、納品時間を細かく指定でき、複雑なルートにも対応しやすくなります。さらに、大型や異形状の荷物も積載でき、宅配便より大型の荷物にも対応しやすいのも利点です。
一方、チャーター便にはコストの課題があります。車両1台を専用に手配するため、運行費用をお客様が全額負担する必要があります。少量の荷物を送る場合は、宅配便の方が割安になることもあります。ただし、物量が増えると状況が変わります。個口数が多い場合、宅配便を何十個口も利用した合計料金と、チャーター便1台の料金を比較すると、実はチャーター便の方が1個あたりの配送コストを抑えられるケースが少なくありません。
共立トランスポートでは、この点を踏まえ、荷物量に合わせた車両を提案しています。少量なら軽冷凍車、物量が増えれば2t・3t冷凍車というように、無駄のない車両選定が可能です。これにより、チャーター便のメリットを活かしながら、コストも最適化できます。
スポット・緊急配送サービス(突発的な欠品・トラブル対応)
「今日中に何とか届けたい」「他では断られた」といった緊急時に対応するのが、緊急配送・当日配送のサービスです。
当日配送や即日配送は、商品の欠品対応や配送トラブル時のバックアップとして非常に価値があります。通常の宅配便では集荷締切や配送エリアによって当日配送が難しい場合がありますが、当社の当日配送なら午前中の集荷で、その日のうちに配達できるケースもあります。また、ルート外の配送や特殊な温度条件にも柔軟に対応でき、定期便では対応できないイレギュラーなニーズに応えられます。
デメリットとしては、定期契約に比べて1回あたりの料金が割高になることが挙げられます。また、配車の都合次第では対応できない場合もあります。しかし、商品の全ロスや納品遅延による機会損失を防ぐという観点では、十分なコスト価値があります。
法人のお客様にとって、冷凍配送は単なる物流ではなく、商品の品質や安全性を守る工程の一部です。そのため、「安く送りたい」という場合には宅配便が最適ですが、「温度・時間・荷扱いを自社の条件に合わせたい」という場合には、専用便やチャーター便の選択が必要になります。
重要なのは、これら3つの方法を状況に応じて使い分けることです。定期的な配送は割安なチャーター便やチルド混載便を利用し、急な出荷は当日配送のスポット便を活用するというように、配送の種類や頻度に応じて最適な方法を選定することで、物流全体の効率化とコスト削減の両立が実現できるのです。
冷凍配送の物流コストを最適化する3つの戦略

冷凍配送のコストは、運賃だけで決まるわけではありません。車両選定、配送方法、付帯作業、さらには自社保管設備の維持費まで含めて考えることで、初めて「真の物流コスト」が見えてきます。ここでは、法人が実践できる3つのコスト最適化戦略を紹介します。
荷物量に合わせた車両サイズの最適化
チャーター便は「車両1台を貸し切る」と聞くと、高額な費用がかかると考える方が多いかもしれません。しかし、必ずしも大きなトラックを使う必要はないのです。
荷物が少なければ軽冷凍車、物量が増えれば2t・3t冷凍車というように、配送する品物の量に合わせて車両を選ぶことで、無駄なコストを抑えることができます。共立トランスポートでも、少量の食品配送では軽貨物を利用することで、むしろ宅配便より割安になるケースをご提案しています。
多くの企業様は「チャーター便=大型車」という固定概念を持っていますが、実際には350kg軽冷凍車から始まり、2t・3t車まで段階的に選択肢があります。個数が多い場合は、宅配便を何十個口も利用した料金と、チャーター便1台の料金を比較してみてください。条件によっては、チャーター便の方が1個あたりの配送単価を抑えられるケースが少なくありません。
配送形態の最適化による総合コスト削減
次に重要なのが、配送方法そのものを見直すことです。毎回のスポット配送を定期便にまとめることで、コスト削減につながる場合があります。
共立トランスポートでは、大阪市内で常温・チルド・冷蔵・冷凍の混載便を展開しており、複数のお客様で車両スペースを共有することで、通常のチャーター便よりも割安な配送が実現できます。また、配送を終えて戻る車両の空き区間を活用する「帰り便」も、大きなコスト削減の機会です。
さらに、納品時間に余裕がある荷物であれば、混載便や帰り便を積極的に活用することで、条件が合えば通常のチャーター便より配送コストを抑えられる場合があります。加えて、共立トランスポートでは平日10~14時の「昼割予約」も設けており、納品時間を調整できるお客様なら、この仕組みを組み合わせることでさらなるコスト削減につながります。
自社冷蔵庫の保管費用との総合比較
最も見落とされやすいコスト最適化が、「保管」と「配送」を別々に考えるのではなく、物流全体でコストを見直すことです。
食品加工会社様などでは、製造した商品をいったん自社の冷蔵・冷凍庫に保管し、出荷時間に配送車両へ積み替えるという流れが一般的です。しかし、出荷量や配送頻度によっては、製造・加工後すぐに温度管理車両へ積み込み、そのまま納品先へ配送する仕組みに変えることで、中間保管を減らせる可能性があります。
この方法のメリットは、単なる電気代の削減だけではありません。冷蔵・冷凍庫の導入・更新費用、定期メンテナンス費用、保管スペースの賃料、入出庫作業の人件費、在庫管理システムの運用費など、保管に付随するコストを削減できる可能性があります。
さらに、「保管してから配送する」という工程そのものがなくなれば、積み替え回数を減らせるため、作業時間の短縮や商品の温度変化・破損リスクの低減にもつながります。つまり、保管コストの削減だけでなく、品質管理上のリスク低減にもつながります。
ただし、すべての企業様で冷蔵・冷凍庫をなくせるわけではありません。在庫量や製造時間、出荷頻度、納品先の条件によって適否は大きく異なります。重要なのは、現在の保管費用(電気代・人件費・設備費を含む)と配送費用を合わせて総合的に比較することです。
共立トランスポートでは、軽冷凍車から2t・3t冷凍車まで、物量に応じた車両をご用意しており、毎日の出荷量や納品先に合わせて車両サイズや配送スケジュールを設計できます。温度管理配送による物流コストの見直しが可能ですので、現在の配送体制に課題がある場合は、ぜひ一度ご相談ください。
輸送品質を落とさない!法人が徹底すべき梱包と5つの発送手順
冷凍配送でトラブルを防ぎ、品質を保つためには、運送会社の力だけでは足りません。荷主である法人側で「これだけは徹底してほしい」という梱包のポイントと発送手順があります。ここでは、アイスクリームやケーキ、検体など、デリケートな荷物を扱う際の鉄則を解説します。
発送前の予冷を徹底する
冷凍配送でトラブルを防ぐために、荷主様に最もお願いしたいのは、「荷物そのものを適切な温度まで十分に冷やした状態で引き渡していただくこと」です。
冷凍車は、常温の商品を急速に凍結させる設備ではありません。基本的には商品の温度を維持するための車両です。そのため、出荷前の予冷が不十分だと、輸送中に設定温度まで下がらず、品質低下につながります。特にアイスクリームやケーキなどの冷凍・冷蔵品は、一度温度が上がると復帰が難しく、商品としての価値を失ってしまうことも少なくありません。
例えばヤマト運輸での予冷の目安は、冷凍品の場合で12時間以上、チルド・冷蔵品の場合でも6時間以上が推奨されます。ただし、これはヤマト運輸が案内している予冷時間の目安です。配送の時期や外気温によっては、さらに長時間の予冷が必要な場合もあります。
手順1 荷物に合った梱包・固定をする
アイスクリームは外気の影響を受けにくい状態にしっかり梱包し、ケーキなど形が崩れやすい商品は、箱の中で動かないよう固定することが大切です。
運送中の振動や温度変化から商品を守るために、発泡スチロールや厚手の保冷バッグを使用します。また、容器からの液漏れや結露も想定し、内側だけでなく外箱まで濡れない梱包にしておくことが重要です。漏水が発生すると、配送中に他の荷物に影響を与えるだけでなく、配送車両自体の劣化にもつながります。
特に検体や化学薬品は、内容物の特性に応じた厳格な梱包基準が存在することが多いため、事前に詳細を確認しておく必要があります。
手順2 必要な温度帯や取扱条件を明確に伝える
「冷凍」だけではなく、指定温度がある場合は具体的に共有することが欠かせません。-20℃で管理すべき商品と-15℃で問題ない商品では、使用する車両が異なる場合もあります。
加えて、「天地無用」「積み重ね不可」「衝撃厳禁」といった取扱条件がある場合は、荷姿への表示と運送会社への事前連絡の両方を徹底してください。口頭での伝言だけに頼ると、配送途中で条件が見落とされるリスクがあります。
手順3 個数・サイズ・重量・荷姿を正確に共有する
当日になって荷物が増えたり、想定より大きかったりすると、予定していた車両に積載できないことがあります。これは納期遅延や追加費用につながるだけでなく、急遽別の車両を手配する際に温度管理体制が不十分になる可能性もあります。
写真も含めて事前に共有いただけると、適切な車両や積載方法を判断しやすくなります。特にドライアイスを使用する場合は、その量や入れ方についても事前に確認することをおすすめします。
手順4 ドライアイス・保冷剤の活用方法と配置を工夫する
保冷剤やドライアイスは、商品・梱包方法に応じて適切に配置します。いずれも商品・梱包資材・輸送条件によって異なるため、配置や使用量は商品特性と配送事業者の指示に合わせましょう。
手順5 納品先と事前に受け入れ体制を整える
せっかく適温で輸送しても、到着後に荷物を受け取る方がいなかったり、冷蔵・冷凍庫へすぐ移せなかったりすると、品質低下につながります。
担当者名や連絡先、受入可能時間、搬入場所を事前に確認しておくことが大切です。また、不在時の配送は極力避け、実際に品物を受け取る人が在席している時間帯を指定することをおすすめします。
特に検体など温度・取扱条件が厳しい荷物については、指定温度、容器・梱包方法、輸送時の向き、納品期限などを事前に細かく共有していただくことが欠かせません。内容物によって必要な梱包や取扱基準が異なるため、通常の食品と同じ感覚では対応できません。
冷凍配送で品質を守るためには、運送会社だけでなく、「出荷前の温度管理→適切な梱包→正確な情報共有→輸送→納品後すぐに適切な環境へ移す」までを一つの工程として管理することが何より大切です。荷主と運送会社が同じ意識を持ち、細部にこだわることで、初めて輸送品質が確保できるのです。
冷凍配送におけるトラブル対策とリスク管理

冷凍配送は、細心の注意を払っていても、予想外のトラブルが発生することがあります。商品の解凍、破損、納期遅延といった事態を最小限に抑え、万が一のときに迅速に対応するためには、事前のリスク管理が不可欠です。ここでは、法人が知っておくべきトラブル対策とその対応策を解説します。
配送中の温度上昇リスク
冷凍配送で最も起こりやすいトラブルが、配送中の予期しない温度上昇です。
配送業者が「定温一貫輸送」と呼んでいても、実際には積み込み・積み降ろしの際に扉が開閉され、外気が流入します。特に積み降ろし時は、扉が長時間開いたままになることもあり、この時間が温度上昇の要因の一つになります。夏場の配送では、数分の扉開放だけで庫内温度が上昇することもあります。
この問題は、どの運送会社を使用しても完全には避けられません。そのため、荷主側ができる対策として、「予冷を十分に行う」「余裕を持った納期を設定する」「高温期間を避けた配送日時を選択する」といった工夫が有効です。
受取側の対応不備による品質劣化
せっかく適温で配送しても、到着時に受け取る体制が整っていなければ、それまで適切に温度管理していても、品質低下につながる可能性があります。
不在時の配送や、受け取り後に冷蔵・冷凍庫へ移すまでの時間が長すぎると、商品は急速に温度上昇します。特に夏場の常温環境では、商品の品質が損なわれることもあります。
対策として、「必ず対面受け取りを指定する」「受け取り後の保管場所を事前に確保しておく」「配送企業に到着時間の連絡をもらう」といった手順が重要です。また、「不在時の再配達による解凍・再凍結を避ける」という観点からも、日時指定と受入体制の事前調整は欠かせません。
情報伝達不足による誤配・遅延
配送指示書の記載不備や、運送会社への伝達ミスが原因で、誤配や遅延が発生することもあります。
「冷凍」という指定だけでは不十分です。具体的な温度設定、取扱注意点、納品先の詳細情報(建物名、搬入場所、受け取り人の名前など)を明確に記載し、運送会社と荷主の間で齟齬が生じないようにすることが重要です。特に複数の納品先がある場合や、特殊な取扱条件がある場合は、より丁寧な情報共有が必要です。
配送事故発生時の補償と証拠確保
万が一、配送中に商品が破損したり、温度管理が不適切だったりした場合、補償請求が必要になります。
温度記録や到着時の写真は、事故原因の確認や補償手続きを行う際の有用な記録になります。補償条件・限度額は事業者や契約によって異なるため事前確認が必要です。
BCP対策としての配送パートナー複数化
単一の配送業者だけに依存すると、その業者が対応できない事態が発生した際、配送がストップしてしまいます。
例えば、天候不良による臨時便の運行中止、車両故障による配車遅延、人手不足による当日配送の対応不可など、予測できないトラブルは必ず発生します。こうしたリスクに備えるために、複数の配送パートナーを確保し、状況に応じて使い分けることが大切です。
共立トランスポートでは、軽貨物から2t・3t車まで多数の温度管理車両を保有し、365日対応・早朝~深夜の配送に対応しています。定期便の契約に加え、緊急時のバックアップとして複数の運送会社と連携することで、物流体制のリスク管理が強化できます。
予防と対応の両輪
冷凍配送のトラブル対策は、「起こる前の予防」と「起こった後の迅速な対応」の両輪で成り立ちます。
予防の面では、充分な予冷、正確な情報共有、受入体制の整備が基本です。一方、対応の面では、温度データの記録、写真による状態確認、補償請求に必要な手続きの事前理解が重要です。そして、予測不可能なトラブルへの備えとして、複数の配送パートナーを確保することで、最大限のリスク低減が実現できるのです。
【ソリューション提案】貴社の冷凍物流を加速させる最適な配送サービス
冷凍配送の課題は、単なる「安い運送会社を探す」では解決しません。温度管理の厳格さ、緊急時の対応力、コスト最適化、長期的なパートナーシップ──これらすべてを兼ね備えた配送業者の選定が、事業成長の鍵となります。共立トランスポートが、多くの法人のお客様から選ばれ続ける理由をご紹介します。
宅配便の制限を超えた、柔軟な集荷・配送体制
大手宅配便は便利ですが、サイズ・重量の制限があり、個別の配送条件への対応には一定の制約があります。一方、共立トランスポートでは、軽貨物から2t・3tまで、荷物量に応じた車両を選定できます。
350kg軽冷凍車から2t・3t冷凍車まで、豊富なラインナップにより、小口から大口まで柔軟に対応します。また、混載便や帰り便、昼割予約といった割安なオプションも充実しており、配送条件に合わせたコスト最適化が可能です。さらに、関東・関西を含む全国への配送にも対応しています。
当日配送・即日対応など、ビジネスチャンスを逃さないスピード感
「今日中に何とか届けたい」という緊急時こそ、運送会社の真価が問われます。
共立トランスポートは365日対応・早朝~深夜の配送に対応し、朝の急な依頼でも午前中の集荷、その日のうちの配達を実現できるケースが多いです。また、他の配送業者では断られるような「特殊な温度条件」や「複雑なルート指定」にも、柔軟に応じることができます。
冷凍食品やアイスクリームの欠品対応、飲食店への時間指定配送、カット野菜の複数店舗への配送など、様々な業種からの緊急依頼に対応した実績があります。商品の全ロスや納品遅延による機会損失を防ぎ、事業継続を支えることが、私たちの強みです。
小口から大口まで対応可能な「ハイブリッド型冷凍配送」のメリット
配送量や条件が案件ごとに異なる場合、毎回同じ配送方法を利用するのではなく、それぞれに適した方法を選ぶことが重要です。
共立トランスポートなら、同じお客様の「小口案件は混載便」「中量案件は軽冷凍車」「大口案件は2t・3t車」というように、案件ごとに最適な配送方法を提案できます。このハイブリッド対応により、配送コストの削減と品質維持の両立が実現できるのです。
また、定期配送と緊急配送を組み合わせることで、物流全体の安定化とコスト効率化が同時に達成できます。
温度管理とノウハウ:アイスクリーム、ケーキ、検体まで、あらゆる品目に対応
単なる「冷凍車」ではなく、品目ごとの取扱ノウハウが競争力の差です。
共立トランスポートでは、冷凍食品やアイスクリーム、ケーキといった食品だけでなく、医療検体や化学薬品の配送でも培った経験を持っています。各品目に必要な温度帯(冷凍-20℃、チルド±5℃など)を厳格に管理し、ドライバーの知識と車両の機能の両面で、品質を確保しています。
特に検体や試薬では、指定された保管・輸送条件を守ることが品質維持のために重要です。共立トランスポートは、こうした高度な要求にも応えられる専門性を有しています。
冷凍・冷蔵配送の実績例

共立トランスポートでは、食品の冷凍・冷蔵輸送として、ケーキ・パン・アイスクリーム・冷凍食品・生鮮食品など、さまざまな温度管理品の配送に対応しています。スポット配送だけでなく、店舗への定期配送や時間指定配送など、法人のお客様の用途に合わせた配送実績があります。
たとえば、岸和田市から伊丹空港内の店舗へ冷凍・冷蔵食品を配送した事例では、15時までという納品条件に合わせ、背高タイプの軽冷凍車を使用しました。その後も継続して配送をご依頼いただき、当初は基本365日の配送、その後は週3回の定期配送として対応しています。
また、京都市から兵庫県三田市まで冷凍加工ケーキを軽冷凍車で配送した実績や、3t冷凍車を使用して京都市から大阪市内・堺市の百貨店へ食品を毎日配送する定期便の実績もあります。
このように、冷凍・冷蔵配送では単に温度管理車両を用意するだけでなく、荷物の種類・物量・納品時間・配送頻度に応じて、車両や配送方法を組み合わせることが重要です。
共立トランスポートでは、スポット・緊急配送から定期配送まで、条件に合わせた配送方法をご提案しています。
まずは現在の配送体制や課題をご相談ください。
《受付は365日対応!》 電話:050-3531-3206
【平日:7時~20時 / 土日祝:7時~17時】
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