精密機器配送で必ず注意することと、安心して任せられる運送会社の選び方 2024.02.02

医療をはじめ幅広い分野で利用される精密機器。高度な動作や性能をもち、配送には細心の注意が求められます。種類も豊富で、それぞれ配慮すべき点が異なり、各精密機器に合わせた配送を行う必要があるため、運送会社を選ぶ際には慎重にならざるを得ないでしょう。そこで今回は、精密機器の配送で必ず注意することと、運送会社の選び方をお伝えします。

配送に注意する精密機器とは

精密機器は種類が多く、すべてを紹介することはできませんが、配送に注意する精密機器の一例を下記にあげます。

医療機器

診断・治療・予防に使われるものや、身体の構造・機能に影響を及ぼすものがあり、医療で重要な役割をもちます。

工作機械

金属、木材、石材、樹脂等に、切断、穿孔、研磨、圧延、折り曲げなど様々な加工を行う機械です。

測定機器

対象物の寸法や重さなどを測定する機械で、多様な分野で使われます。例えば製造業では、測定対象（表面粗さ、輪郭形状、真円度、円筒形状、歪みなど）それぞれに対応する測定機があります。

分析機器

物質の組成、性質、構造、状態などを測定する機械です。実験・研究用、環境用、バイオ関連など用途によって様々な種類があります。

光学機器

光の作用や性質を利用した機器。検査・測定・作業に使われ、顕微鏡、内視鏡、望遠鏡、カメラなどがあります。

その他

印刷機器、通信機器、電子機器、美容機器、福祉機器など

精密機器の配送時、必ず注意することとは

精密機器はそれぞれ配慮する点が違い、錆びやすい素材が使われているものは防湿剤で保護する、静電気で故障の恐れがあるものは帯電防止の梱包材を使うなど、梱包で対策をとることもできます。

あらゆる精密機器の配送時に、特に注意すべきことは、振動・衝撃です。機械の内部に問題が発生する恐れがあり、運送中の振動・衝撃を最小限に抑えることは重要です。
振動・衝撃対策として精密機器の配送には、振動・衝撃を吸収する防振装置「エアサス（＝エアサスペンション）」を装備した車両を使います。

さらに、車両を貸し切るチャーター便の利用をおすすめします。配送途中の荷物の積み下ろしがないので、積み替え時に荷物が転倒するなどのリスクがなく安心です。運ぶ荷物が少ないときは、軽貨物チャーター便を使うとコストを抑えられます。

精密機器の配送を依頼するとき、信頼できる運送会社を選ぶには

精密機器の配送時に問題が発生した場合、厄介なのは、見た目ではわからず、実際使用するときに不具合が起こったり、データ破損が発覚したりすることです。
こうしたトラブルを回避するには、精密機器の配送を依頼する際、安心して任せられる運送会社を選ぶことが肝心。運送会社選びでは次のようなことをチェックしましょう。

 配送実績は？

精密機器の配送の実績はあるか、どのような機器を扱ったことがあるのか、ホームページで確認したり、直接問い合わせたりしてみましょう。精密機器は多種多様で、取り扱いも様々ですが、実績が豊富ならイレギュラーなことが起こっても臨機応変の対応が期待できます。

 車両を確認

振動・衝撃対策として防振装置「エアサス」を装備した車両があることを確認します。
温度変化を嫌う精密機器は、温度管理ができる車両を要望します。－15℃や20℃など厳格な温度管理が必要な機器には、シビアな温度管理のもとで配送できるかも聞きましょう。

 難しい場所への対応

大型の精密機器の場合、難しい場所での搬出・搬入が珍しくありません。例えば、工場2階にある工作機械の搬出で、建物内を通れないなどのケースです。搬出・搬入が難しい場所と思われるときは対応可能かまず確認しましょう。

 専門スタッフは？

丁寧にヒアリングし、適切な配送プランを提案してくれる会社であること。さらに、専門スタッフがいる会社なら安心して任せられます。

難しい精密機器の配送には、専門スタッフが対応

共立トランスポートは、軽貨物をメインに10トン車まで対応できる、大阪の運送会社です。大切な荷物を日本全国にお届けしています。
精密機器の配送にも力を入れており、振動・衝撃対策として防振装置「エアサス」を導入し、厳格な温度管理のもとでの配送も可能です。
特別デリケートな精密機器や、作業条件が難しいケースは、専門部署のスタッフが下見にうかがって打ち合わせし、配送方法を確定させたうえで実施します。

＜精密機器配送の事例＞

・振度計付きの医療機器を全国の病院へ
複数の手術用医療機器をメーカーから預かり保管。連絡をもらって、全国の病院へ配送しました。

・デリケートな医療機器を鳥取・島根・東京へ
医療機器を大阪市内から鳥取・島根・東京の各地へ配送。荷降ろしの際、車上でフライトケースを開け、医療機器だけをパワーゲートで降ろし、時間短縮とトラブルゼロの配送を実現しました。

・搬出が難しい精密機器の配送
「精密機器が2階にあるが、建物内を通れず出せない」という案件に、クレーン車を使って搬出。無事に届けることができました。

・サイズ不明の演劇用舞台装置の配送
「演劇の舞台だが、サイズがわからない」という依頼に、専門スタッフが現地に行って確認。適切なプランを立てて配送しました。

難しいと思われる配送も、気軽にお問い合わせを

お問い合わせには、まず配車手配のベテラン社員がお話をうかがいます。その際、「大きすぎてサイズ・重さがわからない」、「搬出・搬入がしづらい」など、特殊な案件の場合は専門スタッフに引き継ぎます。
扱いが難しい機械やお困りの事情、質問など、どのようなことも気軽にお問い合わせください。

《受付は365日対応！》　050-3531-3206
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